IPOに当たらない理由とは?【当たる方法教えます】
IPOに興味がある人「IPOに当たらないなぁ、当たる確率が上がる方法を教えてほしいなぁ。」
こんな疑問に答えます。
こんにちは、カズです。
突然ですがクイズです。
- ①500人の中から50人当たる懸賞
- ②1,000人の中から10人当たる懸賞
どちらが当たりやすいか、わかりますか?
500人の中から50人当たるなら当選確率10%ですが、1,000人の中から10人当たる確率はたったの1%です。
ひょっとすると、IPOに当たらない方は気づかずに②のような状態になっている可能性があります。
この記事では本内容を深堀りします。
3分で読めます。
IPOに当たらない理由とは?
IPOに当たらない。。。
それには理由があります。
是非あなたにやってほしいことがあります。
結論を先に言います。
結論
- IPOの当選方法を理解する
- IPOが当たりやすい証券会社の口座を複数開設する
- 複数の証券会社からIPOを申し込む
上記3つを守るだけで、当選確率はぐっと上がります。
順に説明します。
IPOの当選方法を理解する
IPOで当選するには次の4つのポイントを意識する必要があります。
ポイント
- 主幹事証券:
[当たりくじが多いところを狙う]
- IPO取扱数:
[抽選に参加できるチャンスを増やせ]
- 口座開設数:
[ライバルは少ない方がいい]
- IPO抽選方法:
[資金力に負けない抽選方法で勝利を掴もう]
上記のとおりで、これが全てです。
たいていの人は「IPOに申し込んでいるのに全然当たらないなぁ…」とがっかりします。
こんなに申し込んでるのにどうして・・・
でも、それには原因がありました。
それは、先ほど述べた4つのことを理解出来てなかったからです。
順に説明します。
主幹事証券から申し込む
売り出し株数のうち主幹事に割り当てられるのは80~90%くらいです。
残りの10%~20%を他の幹事で分け合います。
主幹事から申し込まないと当たりにくい
まず、ここを押さえましょう。
以下は、2019年のIPO主幹事ランキングです。
2019年 IPO主幹事ランキング
順位 | 証券会社名 | IPO主幹事件数 | 割合 | ネット配分 |
1 | SMBC日興証券 | 20件 | 24% | 15% |
2 | 大和証券 | 20件 | 24% | 15%~25% |
3 | 野村證券 | 17件 | 20% | 10% |
4 | みずほ証券 | 12件 | 14% | 10% |
5 | SBI証券 | 6件 | 7% | 40%~50% |
ここで、注目すべきところは「ネット配分」です。
ネット配分とは、証券会社に割り当てられたIPO銘柄のうち、何%をネット申し込み(抽選)に回すか、というものです。
ネット配分10%の例
- 90%:証券会社の担当者から直接IPO株を購入する権利をもらう。
権利をもらえるのは、お金持ちやお得意さまなどの「優良顧客」 - 10%:機械的に抽選をして、当選者を決定
なので、一般の個人投資家は「ネット配分」が高い方が有利です。
というわけで、この時点ではぶっちゃけ全証券会社が候補です。
IPO取扱件数
つぎに、IPO取扱件数を確認します。
IPO取扱数が多くないと、せっかく申し込みしたくてもできません。
目の前に大きな利益出そうなIPO銘柄があるのに、参加することすらできない。
というわけで、ランキングをまとめました。
2019年 IPOネット証券取扱数ランキング
順位 | 証券会社名 | IPO取扱数 | ネット配分 |
1 | SBI証券 | 82件 | 40%~50% |
2 | SMBC日興証券 | 61件 | 15% |
3 | マネックス証券 | 48件 | 100% |
4 | 大和証券 | 43件 | 15%~25% |
5 | 野村証券 | 35件 | 10% |
6 | 岡三オンライン証券 | 34件 | 100% |
この時点で、ある程度候補が絞れます。
上位を占める、SBI証券、SMBC日興証券はIPO主幹事になることもあり、取扱件数も多いのでおすすめ。
3位のマネックス証券はネット配分が100%なので、ここもおすすめです。
口座開設数とIPO抽選方法
さいごに、口座開設数とIPO抽選方法の確認です。
IPO抽選方法は主に3つのタイプがあります。
- 資金比例・・・申し込み口数による完全抽選。お金持ちはたくさん申し込めるので有利。
- 1人1票制・・・申し込み口座による完全抽選。1人1票なので最も公平な方法。
- ステージ抽選・・・これまでの取引量に応じて顧客をランク付けし優良顧客から優先的に抽選。お金持ちが有利。
ここで、狙いたいのは1人1票制です。
1人1票なので資金が少ない人でも当選確率が上がります。
では、ランキングを確認しましょう。
ネット証券口座開設数ランキング
順位 | 証券会社名 | 口座開設数 | ネット配分 | 抽選方法 |
1 | 野村証券 | 531万口座 | 10% | 1人1票制 |
2 | SBI証券 | 500万口座 | 40%~50% | 資金比例 |
3 | SMBC日興証券 | 345万口座 | 15% | 1人1票制:10% ステージ抽選:5% |
4 | 大和証券 | 334万口座 | 15%~25% | 10~15% 1人1票制 5~10% チャンス抽選 |
5 | マネックス証券 | 185万口座 | 100% | 1人1票制 |
6 | 岡三オンライン証券 | 23万口座 | 100% | ステージ抽選 取引なしの人は10%程度? |
比較的、口座数が少なくて1人1票制なのはSMBC日興証券、大和証券、マネックス証券あたりでしょうか。
まとめ
IPOで当選するには次の4つのポイントが重要だとお伝えしました。
ポイント
- 主幹事証券:
[当たりくじが多いところを狙う]
- IPO取扱数:
[抽選に参加できるチャンスを増やせ]
- 口座開設数:
[ライバルは少ない方がいい]
- IPO抽選方法:
[資金力に負けない抽選方法で勝利を掴もう]
どこも一長一短なので、すべての条件を満たす証券会社はありません。
これらを総合的に判断し、「IPO取り扱い(主幹事)が多く、ライバルが少なくて、IPO抽選が平等なところ」がおすすめの証券会社です。
以上を踏まえ、僕がおすすめする証券会社は以下の3つです。
おすすめ3選(★★★★★)
おすすめ度合いは少し下がりますが、あと2つ候補を挙げるとすれば以下になります。
おすすめ2選(★★★☆☆)
- 大和証券
- 野村証券
開設する証券会社はひとつに絞り込む必要はありません。
冒頭にこう伝えました。
結論
- IPOの当選方法を理解する
- IPOが当たりやすい証券会社の口座を複数開設する
- 複数の証券会社からIPOを申し込む
ここ重要です。
「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」ということわざがあります。
まず打たないことには当たるものも当たりません。
口座はタダで作れますし、「維持管理費用」もすべて無料なので、この機会にたくさん口座を作っってみてはいかがですか?
複数の証券会社から申し込んだ方が確率はぐっと上がりますよ^^
以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。